オタクをはなさないで

オタクの恋愛観や、オタクコンテンツについて書くブログ

どこまでが性行為の同意か問題

はじめに

togetter.com

そもそも双方が「セックスしよう」「いいよ」ぐらい直接的な言葉でコミュニケーションできる仲であるならば、このような問題が発生しない。しかしここに至るまでには大変時間がかかるため、回りくどいことをしているのである。この「性行為同意認証プロトコル」は人によって規格が違うため、認証エラーが起こって悲劇が起こる。双方直接的に話すのが一番良い。

ざっと書き起こしたので、追記修正も思いついたら行う。

空気を読むとは

空気を読むという行為は、私のなけなしの人生経験を元に考えると、ほぼ80%程度は男性側の仕事であることが多い。

デートで行き先を決めるときに、ポンポンと行き先を提案して、その時の反応でどの行き先が最もよいか判断したり
夕食の後に帰るかどうか聞いた時の反応で次の行動を決めたり
そもそもそこで話を聞いて良いか様子を見て決めたり

と、挙げだしたらきりがない。ただこれは男性側がはっきりと自分の意見を言っている前提なので、要するに意見をはっきり言わない人が空気を読むことを相手に強いるのである。

これは、恋愛経験のような密な関係や、そもそもの人間関係の経験値が低い場合や、相手に甘えてそうなる場合が多いと感じる。

空気を読むことを強いられている側は正直負担にしかならないので、やめてほしい。

性行為の場合

今回は性行為にのみ焦点を当てて考えるが、なんだかわからないが女性には以上に述べた理由の他に「恥じらい」というものがあって踏み切れないという人が多い。

それでいて、男性が「君とセックスがしたい」と言った場合「体だけ」「デリカシーがない」「空気を読め」と避難するため、男性側も様子を見ながら非直接的な表現でアプローチせざるを得ない。

これが、「恋愛の駆け引き」であったり、「女性のサイン」として、恋愛指南書やサイトに堂々とかかれている。

ラブホテルの誘い方一つとっても「スマートなホテルの誘い方」と称して「もう少し一緒にいたい」だの「何もしないから休憩していこう」だの様々提案されている。「何もしないから」なんて文字通りの意味だと何もしないのに、人によって「無理やりされた」だの「ホテルまで行って何もしなかった」だの様々言われる。

ただ、こう言わないといけないという空気があるので多くの人はこう言っているのである。空気読んでるなぁ。

女性は始めるまで気持ちがわからない?

私の彼女の場合、気持ちが乗らなかったがいざことを始めると乗りに乗ってになってしまったという場合もある。

この場合ますますアプローチは難しくなる。実際に初めてみるまでどう転ぶかわからず、ますますアプローチコストは上がっていく。男性の草食化もまっしぐらだ。

ただ男性はこの望みにかけて、押してしまう人もいるだろう。また悲劇が生まれてしまう。

じゃあはっきりノーと言えばいいかと言われると、このままではイエスと言われる機会が極端に減ってしまい、性行為をしたい男性は困り果てる。もちろん男女関係は性行為だけではないが、性行為は二人の関係をとりもつ中で重要な位置を占めている場合が多いのではないだろうか(そうではない人には関係ない話ですね)

男性もまちまちだと思うが、女性より圧倒的に性欲は強いと思われるので、ずっと拒否されるのは考えものである。

結局のところ

結局のところ、謎の性行為認証プロトコルは社会に蔓延んしている。相手の雰囲気とか行動という入力を用いて各々が持つ判定関数を通して得た結果に基づいて行動している。双方のプロトコルは異なるため、認証エラーが起きて勘違いから悲劇が生まれる。最初にあげたような、食事を共にするだけで性行為への同意だと思ってしまう人たちは、この関数が過学習しすぎてるか最初からぶっ壊れてる人たちである。これは男女双方が言語という明確な通信手段を用いるようになれば、この問題は大部分で解決し、仮に言ってもわからない人がいたら明確に相手が犯罪者になるので、勘違いしていたという言い逃れがなくなって幾分マシになるのではないだろうか。

それを社会常識がないとか言って言い逃れするのはやめよう。あなたの社会も私の社会も違うのだから、社会常識などは通用しないと思って行動しよう。

あと、社会の空気を読まずに相手のことをしっかり見て、お互いの間でできるコミュニケーションをしっかりとることも大事である。お互いのことをわかっていれば、少々直接的な物言いは許してくれるだろう。そうであってほしい。

ということで、異性と会う時にその時に予定がなかったら酔っ払う前に「今日は食事が終わったら絶対に帰ります。気が変わっても一緒にお酒を飲む程度にとどめ、それ以上のことはあり得ません、楽しい時間を過ごしましょう」と言っておくといいのではないだろうか。多分、酔った相手を襲いたい人はぎょっとするだろうが、私はこう言われる方がずっと好きだ。

オチ

以上のことを踏まえて私は以前彼女に明確にしたいと言ってくれ、と言ったが結局半年経って明確なお誘いは1度しかなかった。まあ、前進したのかな・・・

オタクはなぜ彼女ができるとコンテンツ力が低下してしまうのか

私が学生時代の時、Twitterは学生間コミュニケーションをとる場としてかなり賑わっていた。 こう書くと聞こえはいいが、要するに深夜アニメのリアルタイム実況をみんなでしたり、授業が辛いだの起きただの、授業情報など、雑多な呟きが次から次へと流れてくる場であった。 その中で、非リアアピールや、社会風刺、とんちの効いたツイート、面白いことをつぶやいている人たちは「コンテンツ力が高い」人物として認識されていた。

私の知り合いにもコンテンツ力が高いと言われる人たちがそれなりにいたが、皆口を揃えて「彼女ができたらコンテンツ力が落ちる」と語っていた。 そして「最近あいつとがったツイートしないな、さては彼女ができたか?」という風にお互いを監視し合う文化があった。 実際に私に彼女ができて、なぜ皆そのようにコンテンツ力が下がってしまうのかを、自らの体験を通して思うところがあったので考察する。

以下、簡単に今回の記事で扱う「コンテンツ力」と呼ばれることは以下の通りである

  1. 過激な発言
  2. 行動力
  3. 行動の公開

発言に制約がかかる

SNSや現実での発言において、オタクは世界が敵みたいなものなので事あるごとにコメントをする。 しかし、交際を始めるとそのような発言は、少なくとも交際関係にある相手の発言としては好まれないことがわかる。声優の交際が発覚してメタクソに叩く、アニメについて批判的な発言を繰り返す、ろくに行動していないのに常に政治の話をしているような人間は好まれないのだ。 また、オタクの数少ないアイデンティティである非リア(非リア充)芸も不可能になる。 もし彼女がいるのに非リア芸を続けているのがバレようものなら周りから殺害されかねないし、かと言ってアピールも難しい。

よってこれまでしていた発言の数割が発言不可能になってしまう。またこれらの発言は内容が過激な分味わい深い場合が多いので、これらの発言がなくなると一気にコンテンツ性が低くなる。

行動に制約がかかる

交際が始まると、当然交際相手と過ごす時間が多くなる。そのためオタクの利点である暇が故のフットワークの軽さが失われるので、呼ばれたので今から徹夜でアニメ鑑賞だとか、推しの声優のイベントにに通うだとか、気持ち悪いけど読むと笑ってしまう風俗レポートだとか、そういう類のことがしにくくなってしまう。また、定期的なデートによって趣味に投じていたお金が削られるので、少なからずオタ活に影響が出てくる。

まとめ

彼女ができると制約が生まれコンテンツ性が落ちる。 しかし、よくよく考えるとまともな人間になっただけである。 ただ、あの頃に戻りたいとも思う。

男性読者視点の「東京タラレバ娘」早坂さん

東京タラレバ娘について、感想を書こうと思う。

今回感想を書こうと思ったのは、最新刊(7巻)のオチがあまりにも衝撃的で、書かずにはいられなかったからだ。

というのも、早坂さんの描写について、逃げ恥で語られた「呪い」の男性版を感じだからだ。

男性側一個人の意見として、参考にしていただけると嬉しい。

  • イントロ
  • アラサー女子がやばいって話だけど、アラサーアラフォーオタク男子も大概じゃない?
  • (ネタバレ含む)早坂さんになんの恨みがあるのか
  • 男性への呪い
  • まとめ
  • おまけ
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男性から好意を伝える難しさ

前回の続き

dontleave.hatenablog.jp

AさんがB君と別れた話について。

今回は「男性から好意を伝えること」の難しさについて考える。

男性から好意を伝えると引く人たち

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「面白い人が好き」ってなんだよ

彼女の女友達が彼氏と別れたらしい。半年だった。

以前から話を聞いていて、かなり気になっていた。

というのも、彼女の友人(以下Aさん)が付き合っている彼氏(以下B君)は私とかなり似ている部分があったからだ。

それは

  • 同じような大学で修士課程まで修了して、6年間男の花園の中で生きてきたこと。
  • 話がつまらないこと。
  • 男性が女性の方をかなり好きで、言葉で積極的に好意を伝えていたこと。

の3点である。

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恋愛経験、それは人生にとって大切なことかな

(ポロロン)

前回

dontleave.hatenablog.jp

の続きです。

なんで恋愛するんですか

前回散々「恋愛によって得られる価値は他から得られる」と書いたのだが、じゃあなんでそんなことを思っている私が交際しているかという話。

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結婚しないので恋愛しない、みたいな

まずはじめに

主語が大きいことで起きる問題は避けたいのだが、どうにもこのブログを対象とする人々を表すスッキリしたワードが思い当たらない。

内気で真面目でサブカル好きが多く、何かに楽しく打ち込んで、それ以外に目がない彼らのことを、果たして「オタク」と呼ぶのが正しいかどうかはわからないが、当ブログではそういう愛すべき人たちを「オタク」と呼称させていただくことにする。

恋愛はコスパが悪い?

現実の恋愛などというものから30年近く、というか人生を通して遠ざかっている人々にとって、異性と付き合うということは異常事態である。それゆえ、特定の異性と長期間交際ですら困難なのに、チャラ男やチャラ子がレジャー感覚で男女交際を取っ替え引っ替え、ということはあまりにもハードルが高い、天空のお遊びである。

よってそれらに取り組むには多大な労力や精神力を必要とする。

そこまでしてする意味があるのか。そもそも友人と話していても思うのだが、結婚をしないのであれば恋愛ひいては交際をする必要はほとんどないと言ってもいいのではないか。

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