オタクをはなさないで

オタクの恋愛観や、オタクコンテンツについて書くブログ

オタクはなぜ彼女ができるとコンテンツ力が低下してしまうのか

私が学生時代の時、Twitterは学生間コミュニケーションをとる場としてかなり賑わっていた。 こう書くと聞こえはいいが、要するに深夜アニメのリアルタイム実況をみんなでしたり、授業が辛いだの起きただの、授業情報など、雑多な呟きが次から次へと流れてくる場であった。 その中で、非リアアピールや、社会風刺、とんちの効いたツイート、面白いことをつぶやいている人たちは「コンテンツ力が高い」人物として認識されていた。

私の知り合いにもコンテンツ力が高いと言われる人たちがそれなりにいたが、皆口を揃えて「彼女ができたらコンテンツ力が落ちる」と語っていた。 そして「最近あいつとがったツイートしないな、さては彼女ができたか?」という風にお互いを監視し合う文化があった。 実際に私に彼女ができて、なぜ皆そのようにコンテンツ力が下がってしまうのかを、自らの体験を通して思うところがあったので考察する。

以下、簡単に今回の記事で扱う「コンテンツ力」と呼ばれることは以下の通りである

  1. 過激な発言
  2. 行動力
  3. 行動の公開

発言に制約がかかる

SNSや現実での発言において、オタクは世界が敵みたいなものなので事あるごとにコメントをする。 しかし、交際を始めるとそのような発言は、少なくとも交際関係にある相手の発言としては好まれないことがわかる。声優の交際が発覚してメタクソに叩く、アニメについて批判的な発言を繰り返す、ろくに行動していないのに常に政治の話をしているような人間は好まれないのだ。 また、オタクの数少ないアイデンティティである非リア(非リア充)芸も不可能になる。 もし彼女がいるのに非リア芸を続けているのがバレようものなら周りから殺害されかねないし、かと言ってアピールも難しい。

よってこれまでしていた発言の数割が発言不可能になってしまう。またこれらの発言は内容が過激な分味わい深い場合が多いので、これらの発言がなくなると一気にコンテンツ性が低くなる。

行動に制約がかかる

交際が始まると、当然交際相手と過ごす時間が多くなる。そのためオタクの利点である暇が故のフットワークの軽さが失われるので、呼ばれたので今から徹夜でアニメ鑑賞だとか、推しの声優のイベントにに通うだとか、気持ち悪いけど読むと笑ってしまう風俗レポートだとか、そういう類のことがしにくくなってしまう。また、定期的なデートによって趣味に投じていたお金が削られるので、少なからずオタ活に影響が出てくる。

まとめ

彼女ができると制約が生まれコンテンツ性が落ちる。 しかし、よくよく考えるとまともな人間になっただけである。 ただ、あの頃に戻りたいとも思う。